テレワークの導入企業が多くなり、営業部門の働き方が見直されるようになりました。社会的状況が変わり、顧客獲得では新たな営業手法によるアプローチが求められています。ここではリモート営業の基礎知識や、テレワーク下で使える営業支援ツールをご紹介します。
テレワーク導入による営業活動への影響
新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、2020年以降のビジネスシーンではオンライン化という非常に大きな変化を迎えることとなりました。
東京都が実施した調査によれば、2021年4月における都内企業のテレワーク実施率は56.6%でした。こちらは従業員30人以上の企業が対象ですが、実に半数以上がテレワークを実施している結果となっています。
【出典】東京都「テレワーク実施率調査結果をお知らせします! 4月の調査結果」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/07/10.html
テレワークの導入企業は増加傾向にあり、特に都市部では顕著となっています。一方で、営業部門では新たな課題に直面するケースも珍しくありません。
たとえば、従来のような対面での商談や接客が難しくなりました。フィールドセールスのリソースが過剰となり、生産性が低下しがちです。同僚とのコミュニケーション不足で連携が取れず、機会損失が増えてしまうことも。
こうした課題の解消へ向けて、「リモート営業」の導入が始まっています。
リモート営業のメリットとデメリット
リモート営業は、従来の営業手法と比べてどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれの特徴を比較しながら解説します。
リモート営業のメリット
リモート営業を導入すると、業務効率化が期待できます。訪問営業がオンラインに変われば、営業パーソンの移動時間を削減可能です。また、営業支援ツールの活用やリソース配分の見直しによって、より効率的に営業活動を行えるようになります。
加えて、コスト削減につながるのも大きなメリットです。リモート営業では、フィールドセールスで発生する交通費を抑制できるだけでなく、イベントやセミナーでブース出展するための設営費も不要となります。
属人化を解消し、情報共有や教育体制を充実化できるのもメリットといえるでしょう。テレワーク体制では、営業パーソンが各自のデータを共有する必要があります。そのため、個人のスキルのみに頼った営業力を、組織全体の営業力へと発展させられます。
リモート営業のデメリット
リモート営業を実施するには、初期投資が不可欠です。具体的には、各種機器やシステムの導入費用、従業員へのセキュリティ研修費用などが発生します。
また、オンラインで顧客へアプローチするには工夫が必要です。対面のようにその場で商品の実物を見せられない点や、画面越しのセールスで臨場感が不足しやすい点に留意しましょう。
リモート営業でアプローチするなら、事前に商品のサンプルを送付したり、オンラインに特化した見せ方を研究したりするのも一つの手です。
リモート営業で使える営業支援ツール3選
リモート営業で使える代表的な営業支援ツールを3種類ご紹介します。ツールの導入によって営業部門の働き方を改善へ導きましょう。
グループウェア
営業部門の連携に利用できるツールです。営業パーソンのスケジュール管理や、社内での情報共有などに役立てられます。コミュニケーションコストが高くなりやすいテレワーク下において、組織の活性化が期待できます。
オンライン商談ツール
インターネットを介して顧客と商談できるツールです。音声と映像でコミュニケーションを取りながら、商品・サービスの魅力を伝えられます。営業支援につながる機能が充実しているのが、一般的なビデオ会議ツールとの違いです。
Webチャット
Webサイトを訪問する潜在顧客にアプローチできるツールです。テレワーク勤務中の営業パーソンがオペレーターとなれば、社内のリソースを有効活用できるでしょう。商談のアポ獲得などインサイドセールスにも最適です。
テレワークでも営業支援に使える「sinclo」のチャットツール
テレワークで使える営業支援ツールをお探しなら、ハイブリッド型チャットツールの「sinclo」をおすすめします。
ハイブリッド型のチャットツールでは、botによる「自動対応」と営業パーソンによる「有人対応」を、必要に応じて切り替え可能です。まずはWebサイトを閲覧する顧客へ、botが自動的に話しかけ。必要に応じて営業パーソンが直接アプローチを行い、商品・サービスの詳細な紹介やオンライン商談のアポ獲得へつなげられます。
このように、チャットツールの「sinclo」を活用すれば、従来の接客スタイルに近い営業環境をオンラインで構築できるのが魅力です。チャット接客によるリモート営業で、インサイドセールスをさらに強化してはいかがでしょうか。
なお、「sinclo」のWebサイトには、チャットツールを導入しています。ぜひチャットによるWebマーケティングを体験してみてください。無料トライアルへの申し込みや、見積・提案依頼をチャット上から行えます。
Webマーケティング用途でのsinclo活用事例
まとめ
テレワーク体制は営業職にも広まりつつあります。これまでの営業活動を見直し、新たな手法で売上を獲得する準備を始めましょう。「sinclo」はテレワーク導入企業様にもおすすめのツールです。ぜひ導入をご検討ください。
活用方法をわかりやすく解説!
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